小林宏之氏は日本航空で長く機長を務め、JALが運行したすべての国際線、また主な国内線に乗務してきました。
勤務中の42年間、一度もフライトスケジュールの変更なく、総飛行時間は地球800周に相当する18500時間。
首相特別便機長、湾岸危機での邦人救出機機長なども務め、JAL社内では敬意と親しみを込めて「グレート・キャプテン」とも呼ばれています。
退職後は、「機長」の経験を最大限生かし、航空評論家、また危機管理の専門家として多くの経営者、企業の方への研修、講演、セミナーを行っています。特に乗客乗員の命を預かるパイロットとしての危機管理術には実績と信頼感が厚く、研修や講演なども、繰り返し小林氏に依頼する方も多いとのことです。
プレジデント総合研究所では、2025年に小林氏による4日間の「OODAキャンプ」を開講することになりました。VUCAの時代といわれる現在、どの企業でも迅速な意思決定が求められます。迅速な意思決定のループである「OODAループ」の理解とその実践を習得するキャンプです。
✅スピード感のある組織にしたいと思っている方
✅従来のPDCAではもはや組織が回らないと感じている方
✅自分自身の意思決定を迅速にしたいと思っている方
✅アメリカのビジネス界に興味があり、OODAループに関心がある方
日程 |
2025年 1/25(土)、2/1(土)、5/24(土)、5/31(土) 各日程13時~17時(4時間) |
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会場 |
プレジデント社 [ Map ] |
人数 | 15~25名 |
対象 | 経営者、ビジネスリーダー |
受講料金 | 248,000円(税込) |
申込期限 | 1月18日(土) |
講師 | 小林宏之氏(リスクマネジメント・危機管理専門家/元日本航空機長) |
小林 宏之 氏
リスクマネジメント・危機管理専門家 元日本航空機長
1946年、愛知県生まれ。68年、日本航空入社。42年間、病欠などの自己都合によるスケジュール変更は一度もなく、B727、DC‐8、B747、DC‐10、B747‐400といった機種に皆勤乗務。JALが運航したすべての国際路線を飛んだ唯一のパイロットでもある。総飛行時間1万8500時間は地球800周分に相当する。在職中には、首相特別便機長、湾岸危機時の邦人東南アジア人救出機機長なども務め、また飛行技術室長、運航安全推進部長、運航本部副本部長などを歴任。在職中はJAXA(宇宙航空研究開発機構)日本人宇宙飛行士安全検討チームの一員も務めた。
2010年に日本航空退社後は、リスクマネジメント・危機管理の専門家として、さまざまな企業をはじめ、経済団体、医療機関、自治体、学校などでの講演、研修を行うのに加え、航空評論家としても各メディアに出演している。
2010~14年に公益社団法人日本航空機操縦士協会副会長、2014年~16年に国土交通省交通政策審議会の航空部会の各委員会委員を務める。
エンジン01文化戦略会議、日本リスクマネジメント学会、日本抗加齢医学会所属。
主な著書に『OODA 危機管理と効率・達成を叶えるマネジメント』(徳間書店)、『ザ・グレート・フライト JALを飛んだ42年――太陽は西からも昇る』(講談社)、『JAL最後のサムライ機長』(ポプラ社)、『機長の「集中術」』(CCCメディアハウス)、『機長の「健康術」』(同)、『航空安全とパイロットの危機管理(改定増補版)』(成山堂書店)、『JALで学んだ ミスをふせぐ仕事術』(SBクリエイティブ)ほか多数。
【目的】
変化が激しく、予測不可能、多様性、曖昧性のVUCA時代にあって、日本企業が長年実施してきたPDCAのマネジメントだけでは対応不可能になってきています。変化に対応した決断と実行が求められるトップ、経営層にとっては常に決断が求められるのです。迅速な意思決定のループとして、アメリカのビジネス界をはじめ日本の企業でも注目されているのが「OODA」です。
このキャンプでは、トップ・リーダークラスがOODAループでの意思決定・行動力を習得して、VUCA時代へ対応力のみならず、危機管理の本質も把握することを目指します。
【カリキュラム】
◆インプットフェーズ
インプットフェーズではOODAに関する知識、必要性、その効果を徹底的に習得する。OODA発揮の際の判断と決断の違い、重要度の把握。
Day1:講義、質疑応答形式
・VUCA時代にあってOODAループの必要性
・OODAループの概要紹介
・実はOODAという言葉を知らなくても実は日常業務でOODAを実施している
・PDCAとOODAの違い
・PDCAとOODAのメリッ・ディメリット
・PDCAとOODAのHybrid活用
・OODAループの各フェーズObserve、Orient、Decide、Actの持つ意味とその重要性の理解
・質疑応答
Day2:講義、質疑応答形式
・第1日目のポイントのレビュー
・OODAループ運用のポイント・注意点
・OODAループ発揮の軸はビジョン(経営目標、組織の目標)、個人の目標、目的)、重要度の選択
・意思決定における判断と決断の違い
・決断には覚悟が伴う
・OODAループは変化に対応して途中で一歩手前或いは二歩前のフェ―ズに戻ることもある
・OODAループは何回も回して意思決定の精度を向上させる
・迅速な意思決定行動がOODAの特徴であるためどこまで権限移譲するかの調整が重要
・OODAは人間力、コミュケーション能力がその効果に影響する
・OODAを発揮することにより人間力、コミュケーション能力磨かれる
・第3日目の課題提供
◆実践フェーズ
実践フェーズでは、グループディスカッションを通じてOODAループ発揮の実践力を習得する。
Day3:OODAに関するポイントのレビューとグループディスカッションと質疑応答、ファシリテーターのアドバイス
・第1日~2日目で履修したOODAに関するポイントのレビューと講師との質疑応答でOODAに関する知識、ポイント・注意点を確実なものにする
・グループディスカッションでは以下の項目についてループ内で討議した後に、全体発表
1.組織、現場でのOODA発揮の事例
2.OODA発揮際の疑問、課題など
・質疑応答とファシリテーターからのアドバイス
・第4日(最終日)の課題提供
Day4:・グループディスカッションを通じてOODA発揮の際のポイントを把握する
-OODAを発揮する際も人間関係が重要でありコミュニケーションが鍵をにぎる。意思決定、実行のフェーズでは特に意図の共有が重要である。
-今回のキャンプをまとめる
・グループディスカッションでは以下の項目についてループ内で討議した後に、全体発表と各人の気付きの発表
1.OODAループ発揮の際の各フェーズにおけるコミュニケーション持つ役割
2.どのようなケースでOODAループを発揮するかそのポイントと注意点
3.4日間のキャンプを通じて、各参加者の気付きの発表
・質疑応答とファシリテーターからのアドバイス
・OODAは訓練(繰り返し実施して習慣化することにより、その能力の向上が期待できる;
・自分な何を大切にするかという重要度をしっかり把握したうえで、「みる・きく」―「わかる・よそくする」―「きめる」―「うごく」の各フェーズの意味を考えて日常活動・日常生活をすると、OODA能力危機管理能力の向上が期待できる。
・今回のキャンプのまとめ
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