社員のポテンシャルを発見し、人材の価値向上に役立つ!
市場価値診断テスト「セブンレイヤーズ」を受けて得た貴重なデータの中身とは?

                     

株式会社UCHIDA
代表取締役社長 内田敏一様
取締役・センター長 新規事業推進室長 落合隼平様

いま日本企業に取り組みが求められている人的資本経営だが、多くの中小企業では、人手不足や長時間労働、人材の教育と有効活用など、さまざまな人的資本に関する課題を抱えている。
1968年創業の株式会社UCHIDA(埼玉県入間郡三芳町、従業員45名)は、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を主力製品とするメーカー機能を有した部品製造業だ。同社の内田敏一社長は近年、働き方改革や社内コミュニケーション活性化、福利厚生の充実などを進め、従業員が生き生きと働ける環境づくりに取り組んでいる。
そして同社はこの度、プレジデント社が提供する、個人と組織の能力を多角的に評価、分析するオールインワン型のテスト『市場価値(統合型人間力)診断 「セブンレイヤーズ」(PRESIDENT Model)』を導入した。その理由と背景を、内田社長と落合取締役にインタビューした。

社員の成長を支援する上で貴重なデータになる

――今回、市場価値(統合型人間力)診断 「セブンレイヤーズ」(PRESIDENT Model)を導入されたきっかけについて教えてください。

内田 当社の総務部門から「人材の市場価値を測定するテストがあります。社長もテストを受けてみたらどうですか」と紹介されたのがきっかけです。私が試しに、201問を回答するテストを受けてみた結果、社員のポテンシャルやさまざまな可能性を見出し、人材の価値向上に役立つのではないか。組織のさまざまな課題の解決を考える上で、一つの指標になるのではないかと感じました。

私は、当社の社員が夢や希望を持って働いてくれることを望んでいます。それを実現する上で役立つ指標になると思ったので、「テストを受けてもらえないか」と相談して、社員36名にも受けてもらいました。そして本日、藤田聰さん(本テスト開発者。株式会社企業変革創造代表取締役)からテスト結果のフィードバックを受けたところです。


株式会社UCHIDA代表取締役社長
内田敏一様

落合 私は、海外出張の前日に総務部門から紹介されて、「面白そうだ。出張前のいまならできるな」と思ってテストを受けました。いまは終身雇用ではないし、一社だけに勤めず、転職してステップアップをしていく時代。だから、会社も社員のポテンシャルをちゃんと把握して、彼らの「成長したい」という思いを支援してあげないと、辞められてしまうリスクがあります。社員の成長を支援する取り組みを考える上で、このテストはいい指標になるのではないかと考えました。

――貴社の人材に関する課題感について、詳しく教えてください。

内田 当社に興味をもってくれて、入社してくれた人たちはぜひ、当社を好きになってほしい。バイクやクルマをはじめ、航空・宇宙・防衛など、さまざまな分野で活用される炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製品を通じて、世界に貢献する当社の一員として活躍してほしいと思っています。

そのために、当社はさまざまな価値をつけて、働く人から見て、魅力的な会社にならないといけない。たとえば、仕事にやりがいがあり、社員がポテンシャルを発揮できる会社にしたい。また、人間関係や仕事のストレスを減らしていく必要もある。さらに、社員が自ら手を挙げて、主体的に仕事に取り組める組織風土をつくっていく必要もある。

当社は優秀な人たちが多いので、他社に転職してキャリアアップを目指す人もいますが、当社にいることでステップアップの道筋が見えてくる組織に変えていきたい。いま、社員が「この会社で働き続けたい」と思ってもらえる仕組みづくりを一生懸命やっているところです。

今回テストを受けてみた結果、経営陣がわからなかった社員のさまざまなデータが見えてきたのがよかった。まず、社員が得意な分野を発見できた。社員の良いところをさらに引き出し、伸ばしていきたいと思いました。一方で、ストレスを抱えている社員の発見など、離職につなげないための課題も見えました。

私自身のテスト結果については、「自分はイノベーションが好き」など、長所を再確認できました。一方で、努力が足りない部分も自覚ができた。テストは健康診断と一緒で、良いところも悪いところもわかる。そして、藤田さんからフィードバックを頂いた、テスト結果の分析にも力があったので、「なるほど、こういう風に会社を変えていけばいいのか」と具体的なアクションを考えるヒントももらえました。

落合 モノづくりは「人」が大事です。だから、福利厚生を充実させたり、会社の休日を増やしたり、イベントを企画したりして、みんなが働きやすい土壌を整えよう、と社長は頑張っています。一方で、今後事業をどうやって成長させるかを考えたとき、「優秀な人をどう活かすか」を考えることも大事です。これに関して、テスト結果の分析は参考になると思います。

なお、私自身のテスト結果については、「なるほど」と納得できる印象です。私も社長と同じく、イノベーションに強みがあると診断されました。一方で、情報インプットに関して少し低めのスコアが出たので、もっと情報収集を意識していこうと思いました。


株式会社UCHIDA取締役・センター長 新規事業推進室長
落合隼平様

高いスコアを叩き出した、幹部候補人材を発見できた

――社員の方の平均スコアは、製造業の平均を上回っていました。また、幹部候補人材にしたい高いスコアを出す社員も発見できました。

内田 藤田さんからさまざまな分析データを見せて頂いて、当社の社員は優れているのだな、と驚きました。だからこそ、みんなの能力向上を応援してあげないといけないと痛感しました。私が気づかなかった社員の得意分野も発見できました。私が企業戦略を考えていく上で、悩む部分については、いままでは落合(取締役)など限られた人にしか相談していませんでしたが、今後は、その分野が得意な社員にも相談させてもらいたいと思いました。

また、当社の社員の3分の1は、2020年のコロナショック以降に入社した社員です。そのため、熟練者と非熟練者のギャップがあるのが課題です。いま、さまざまな教育制度を整えている最中ですが、今後の社員の成長に合わせた、テストによる定期的な診断も必要だろうと思います。

落合 組織として高いスコアが出たのは率直にうれしいですね。ただし、藤田さんに頂いた資料を見ても、中途採用の社員のほうが、リーダースコアが高い傾向がある。つまり、プロパーの人材にそういう教育が出来てなかったという課題が見えたのは収穫でした。

いま新しい人事評価制度を作っているので、市場価値診断のテスト結果を1つの指標として役立てたいと思っています。そして、テスト結果で見えた中途採用の社員のポテンシャルを給料に反映する材料にしたいことと、プロパーの社員のポテンシャルの足りないところを補う教育制度を作ることに役立てたいと思います。

当社の社長は、やりたいことがいっぱいある人ですが、社長の身体は1つだし、得意不得意もあるので、個人でできることは限られます。これは、社員にとっては逆にチャンスだと社内で話しています。つまり、社長が苦手なスキルを、それが得意な社員が補えれば、その人の価値は上がりますし、組織としての力が大きくなります。だからこそ、今回のテスト結果の分析で、社員の得意なスキルを客観的なデータで示して頂いたのは、うれしいですね。


市場価値診断テストを受けた、株式会社UCHIDAの社員の皆様に、フィードバックの講義を行う藤田聰さん(本テスト開発者。株式会社企業変革創造代表取締役)。


写真撮影=小川聡

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