プログラム概要

講師

ジェレミー・ハンター(クレアモント大学院大学ピーター・F・ドラッカー・スクール准教授)

稲墻聡一郎(Transform LLC: Co-Founder and Partner)

園田恭子(Transform LLC)

千葉紘子(Transform LLC) 

日時 2024年3月以降。要相談
人数 5~30名程度。要相談
回数 4~6回程度
一回の時間 2~3時間

テキスト

ドラッカー・スクールのセルフマネジメント教室』(ジェレミー・ハンター著)を支給
主催 プレジデント社、Transform

参加者数、回数、時間、料金など上記の各条件については弊社担当者とご相談ください。各企業に合わせてカスタマイズいたします。詳細は下記問合せフォームか下記メールアドレスまでご連絡ください。    pri@president.co.jp

セミナーの背景

 国内外を問わずビジネスシーンでは不確実性が高まり、今後ますます変化は大きくなっていきます。会社や組織のリーダーは、これまでと大きく異なる環境で成果を出すことが求められています。変化の時期においてはとりわけ、折れず、怒らず、逃げず、進むべき方向にチームを引っ張っていく力が必要です。

 そうしたニーズにお応えし、プレジデント社では「人生が変わる授業」と言われ、全米からエグゼクティブが通う人気クラスを国内のビジネスリーダー向けに提供してきました。その中でセミナー参加者から、企業向けのリーダー研修プログラムを求める声を多数頂戴し、2024年春以降に企業向けリーダーシップ開発プログラムをスタートする運びとなりました。

 企業・団体の経営者、エグゼクティブ、管理職などのビジネスリーダーにとって、的確な認識と判断は欠かせません。米国のビジネスリーダーはメンターやコーチングなどのビジネスカルチャーによって自己の状態を客観的視点から認知し、リーダーとしての判断力や素養が鈍らないよう常に鍛錬を怠りません。メジャー企業のトップには落ち着いた精神状態で正しい決断ができるよう、会社からメンターをつけることが義務付けられることすらあります。スティーブ・ジョブズジェフ・ベゾスなど著名リーダーにコーチがいたこともよく知られています。

 一方、そうした習慣のない日本のビジネスリーダーたちは他者が介在せずにビジネスパーソンとしての自己を見つめざるをえません。孤独の中の作業では客観性を担保することは難しくなります。経営学の大家ドラッカーは「他者をマネジメントするためには、まず自分自身をマネジメントすることだ」と言っています。自分自身をマネジメントするためには、自分を知らなければなりません。

 今回、クレアモント大学院ピーター・F・ドラッカー・スクールジェレミー・ハンター准教授が、日本企業のビジネスリーダー自己の内面を観る力を養い、新たな選択肢を生み出すためのプログラムをプレジデント社と共に用意しました。

 米国ではBank of America Corporation(バンク・オブ・アメリカ)、Federal Reserve Bank (米国連邦準備委員会)、Starbucks Corporation(スターバックス)、Toyota Motor North America(北米トヨタ)などで採用され、日本では日立グループカルティエなど大手企業にリーダー養成プログラムとして採用されたほか、三菱地所伊藤園でも新しい体験を生み出すためのサービスに取り入れられた、セルフマネジメントのメソッドを、今回は日本の企業研修プログラムとしてアレンジします。

 ビジネスリーダーとしての自分の思考や判断の“クセ”を知り、自己を客観的に認知することは、今後のビジネスパーソンとしての人生の糧になります。大きなプレッシャーやリーダーとして壁を乗り越える際にも大きな助けになります。大企業を中心として、すでに日本の企業での研修事例も複数あり、これまでも参加者の予想を超える結果を提供してきたプログラムです。

 ビジネスリーダー向けの内容ですが、これからリーダーを目指す方にも活用可能です。多様性やリスキリング、ジョブ型人事の導入など人材施策で求められるテーマが増えた昨今、人材戦略は経営戦略と同義です。時代に対応できる御社のリーダーをいかに育てるか――。この機会に御社での採用をご検討ください。

セミナー詳細

 どんな環境にあっても「パフォーマンスを最大限に引き出し、リーダーシップを発揮できる状態を作り出す」スキル、それがセルフマネジメントです。このプログラムは、ジェレミー・ハンター氏自身の体験に影響されたプログラムでもあります。20歳の時に5年以内の命だと宣告され、その後17年間の間、死と向き合いながら自分自身をマネジメントするために作り出したものです。

 ドラッカーのマネジメント理論の本質を扱うジェレミー・ハンター氏の授業は教鞭をとるドラッカー・スクールで「最優秀教授賞」を8度にわたって受賞しており、自分自身の感情や思考パターンを深く理解することにより、いままで見えなかった「選択肢」を増やすことに重点を置いた「結果重視」のプログラムです。
 

 多くのリーダーやエグゼクティブが受講しているハンター氏の授業を、今回は企業向けにアレンジし、少ない人数の中で対話をふんだんに取り入れ、深い体験をしていただけるプログラムとし提供します。プログラムは日本語と英語(逐次通訳付き)で行われます。

プログラム、テーマ事例

◆女性ビジネスリーダー向け、リーダーシップ開発プログラム
〇自分の状態を知り、選択肢を増やすための方法
望む結果に近づけるためのポイントと実践
〇自分の感情・反応のパターンを知り、罠から抜け出す
ストレスと神経系のマネジメント
〇一般的には知られていない、自信を持つための秘訣

◆ミドル層リーダー向け、リスキリングへのマインドセット講座
選択肢を広げ、結果を変えるための思考法
〇自分の思考パターンに気づく(マインドセット)
セルフマネジメントの全体像
〇自分自身のアイデンティティと外的変化に対応する
トランジションのフレーム
〇自分の望む未来は何か?
行き詰まった感情を解放し、そこから前進する

※上記以外にも役員向け、若手社員向け、など各企業各部署の目的・意図や課題をうかがいながらプログラムをカスタマイズします。詳細は下記問合せフォームか下記メールアドレスまでご連絡ください  pri@president.co.jp

講師

ジェレミー ハンター
クレアモント大学院大学ピーター・F・ドラッカースクール准教授
Transform LLC: Co-Founder and Partner

  クレアモント大学院ピーター・F・ドラッカー・スクール・オブ・マネジメント准教授。同大学院のエグゼクティブ・マインド・リーダーシップ・インスティテュート創始者。

 「自分をマネジメントできなければ他者をマネジメントすることはできない」というドラッカーの思想をベースに、リーダーたちが人間性を保ちながら自分自身を発展させるプログラム「エグゼクティブ・マインド」「プラクティス・オブ・セルフマネジメント」「トランジション」などを開発し、自ら指導にあたっている。

 「人生が変わる授業」ともいわれるこのプログラムは、多くの日本の企業幹部も受講しているほか、バージニア大学大学院や他のビジネススクールでも講座を持つ。また、政府機関、企業、NPOなどでもリーダーシップ教育を行っている。

 シカゴ大学博士課程修了(人間発達学)。ハーバード大学ケネディー・スクール修士。日本人の相撲取りの曽祖父を持つ。

〇米国クライアント:バンク・オブ・アメリカ、Federal Reserve Bank (米国連邦準備委員会)、スターバックス、北米トヨタ、ロサンゼルス商工会議所、LAPD(ロサンゼルス警察)、Mindful on Wall Streetなど(一部抜粋)。

〇准教授:Drucker School of Management (MBA/EMBA)。 Faculty of Executive Education Program at University of Virginia, Darden School of Business。Faculty of Executive Education Program at Case Western Reserve University (Weatherhead School of Management)。授業受講者の中には、GE、Netflix、UPS、キリン、大塚製薬、みずほ銀行、三菱地所、富士ゼロックスなどのエグゼクティブも多数在籍。

〇日本でのクライアント:日立グループや楽天、カルティエ、アカデミーヒルズ、Sansan Innovation Project、Zen2.0など多くの企業やイベントで講演・セミナーの実績があるほか、社会起業家へ向けたセルフマネジメントプログラムをETICと連携して実施。また「新たな体験」をデザインする試みとして、三菱地所が新事業で開発したメディテーションスタジオ「Medicha」や、伊藤園のOcha Experience(お茶をキッカケに心と身体をつなげるワークショップ)の開発も行なっている。

 

稲墻 聡一郎
Transform LLC: Co-Founder and Partner

 大手IT企業(法人営業・人材育成部門)、ベンチャー企業役員(セールス&マーケティング・経営企画・新規事業担当役員)を経て2011年に起業(組織開発/人材開発コンサルティング・トレーニング・コーチング)。

 2015年~2017年まで、米国ロサンゼルス近郊にあるPeter. F. Drucker School of Management(通称:ドラッカー・スクール)の経営者向け修士プログラムに留学。

〇Executive Management Program (Master in Management) (2015-2017)

〇Executive Management Program (Strategy Certificate) (2017)

〇同大学院の准教授でセルフマネジメント理論実践の第一人者ジェレミー・ハンター博士らと一緒に、セルフマネジメントやトランジションの理論・実践をベースにしたマネジメントプログラムを提供する Transform を設立。

〇企業・NPO・社会起業家を始め、社会人向け(主にマネジメント・リーダー層)にマネジメント/イノベーションプログラム・コンサルティング・コーチングを実施

〇MFA(Master of Fine Arts): 京都芸術大学 大学院 学際デザイン領域)

園田 恭子
コミュニティ・マネージャー
ファシリテーター

  航空会社国際線客室乗務員として社会人をスタート。フライト業務と並行し、組織変革プロジェクト、人材育成を担うスタッフ業務に携わり、 総合職(営業)に転換。両職種で、人の想いが組織を動かす経験を目の当たりにし、人の可能性に魅せられてコーチとして独立。

 その後、事業変革コンサルティング会社に入社。コーチングとコンサルティングの両面から企業のリーダー育成、組織変革、ダイバーシティ推進などに関わる。現在は、エグゼクティブコーチ・事業/組織変革コンサルタント・研修講師としてリーダー支援を行っている。

〇米国CTI認定プロコーチ(CPCC)

〇The Leadership Circleプラクティショナー

〇Organization & Relationship Systems Coaching 応用コース終了

〇Gallup認定ストレングスコーチ

〇プレゼンス・リーダーシップ ファシリテーター

千葉 紘子
エンゲージメント・マネージャー
ファシリテーター

  米国4年制大学卒業帰国後、外資系企業勤務、子供向け英会話オーナー講師、会社経営などの職歴を経てフリーランスに転身。

 キャリアコンサルティングに出会い、プロと話すことの重要性とそのスキルに魅了され資格取得。その後「他人軸ではなく、自分を主語にした生き方ができる人を増やしたい」という想いから、キャリアコンサルタントとして大学生からミドル層を中心に個別面談、セミナー・研修講師として活動をしている。

〇ライフキャリアデザイナー

〇キャリアコンサルティング2級技能士

〇国家資格 キャリアコンサルタント

〇米国CCE,Inc.認定GCDF-Japan キャリアカウンセラー

〇著書:「聞く」ではなく「聴く」ための本〜きき方が変わればコミュニケーションが変わる〜

本プログラムが提供する変化

〇リーダーシップの醸成
 セルフマネジメントの体得によってリーダーシップが醸成されます。
〇自律的な発想と行動
 自身の思考プロセスを知り、無意識の思考のクセに気づくことで、自分の頭で考え、自律的に行動する習慣が身に付きます。
〇ポジティブなマインドセットの創出
 自信を持つ方法を知り、感情のマネジメントを実現することで、自らが前向きになるだけでなく他者ともポジティブなコミュニケーションがうまれます。
〇社内で部署を超えた交流が増える
 研修を通して参加者同士で連帯感、一体感がうまれます。部署を超えた交流が始まります。
〇社外のリーダーとの交流
 研修参加者は弊社が運営するコミュニティにご参加いただけます。役員、女性リーダー、若手リーダー、など多様なコミュニティで、社外の類似した境遇の方と交流し、リーダーシップを醸成します。
〇研修担当者同士の交流
 本研修を採用いただいた研修担当者の方には、弊社主催の研修担当者が集うコミュニティにご参加いただけます。同じ課題を抱える社外の研修担当者との交流により新たな発想がうまれます。

参加者が学べること(例:企業・組織の目的・意図によって変わります)

〇自分で自分の状態を把握し、良い状態にするための選択肢が持てる
より多くの可能性を認識するために、自身の知覚・視野を拡げる
無自覚に繰り返しているマインドレスな反応のパターンがどのように作用しているか、どのようにそれを乗り越えるのか
〇感情的な反応の「ロジック(論理)」
〇結果を変えていくための習慣をどう作るのか
自分だけでなく、チームや組織で良い状態を作るための方法と実践

参加者が得られること(例:企業・組織の目的・意図によって変わります)

1.長く続くストレスと上手に付き合う
2.不安やイライラのなかで重要な物事に意識を向ける
3.「望まない」結果「本当に望む」結果に変える
4.日々直面している困難やプレッシャーに対処するための実践的なツール
5.変化が激しく複雑な環境の中で効果的に望む結果を得るための方法
6.周りとのコミュニケーションや関係性が向上し、信頼関係が高まる
7.感情・思い込み・思考・行動・コミュニケーションのパターンを知り、選択肢を広げるクリアで実践的な地図が手に入る
8.今までにないエネルギーを生み出し、新たな可能性を見出す
9.気分がよくなる! 

「『変わるのは難しい』と思われた自分の思考や行動のパターンの背景に気づき、少しずつ変化が訪れ、人生や仕事に置ける選択肢が増えていきました。周りのひとたちとの関係性の質も変化し、自分が望んでいた結果に近づいていくことを感じています。」
(ジェレミー・ハンター著「ドラッカー・スクールのセルフマネジメント教室」序文(井上 英之)より)

こんな企業や組織、社員にオススメ(例:企業・組織の目的・意図によって変わります)

〇他者との関係性や組織感/個人間のコミュニケーションで課題を感じている
〇経営に携わるビジネスリーダーのマインドセットを変え、変化に適応できる組織を作りたい
マネジメントリーダーシップ課題を持っている方
〇経営者役員などのリーダーシップを醸成したい
ミドル層中間管理職意識を変えたい
〇エネルギーがあり柔軟な女性ビジネスリーダーを輩出したい
〇自分自身や組織に染み付いた習慣的なパターンを変え、未来に意識を向けたい
意思決定と行動を取るための体系的な学びを深めつつ、直面する恐れや不安をマネジメントする方法を学びたい
〇人生で課題や逆境に直面しているときに、前を向いて進める方法を知りたい
新たな選択肢をうみだし結果を変えていくための、より深いツールを手に入れたい
〇思考に無意識に制限をかける罠にはまらず、柔軟にアイデアや選択肢を生み出せる個人や組織をつくりたい
部署間・組織間で共通言語を作り、会話や交流を増やしたい
社外のビジネスリーダーとの交流を作りたい

現状を変えることにより成果を出すことを目指している方、経営者・管理職などのビジネスリーダーや、ビジネスリーダーを目指している方、におすすめのプログラムです。

プログラム形式

●双方向でのコミュニケーションが多いプログラムです。ジェレミー・ハンター氏や講師が常に講義をするわけではありません。参加者同士のグループディスカッション・全体共有・エクササイズなど含め、主体的にご参加いただくプログラムです。

●セッションと次のセッションの間は、学んだスキルを日々の生活(仕事や私生活)で実践する大事な時間になります。意図的に間隔をあけたスケジュールの中で実践を続け、その中で起きた「良い変化」「難しさ」「実践の中で得た洞察」などの結果を持ち寄り、共有し合うところから次のセッションが始まります。エクササイズ、グループディスカッション・フィードバック・講義を通して、皆で支援し合い、楽しくも刺激的な雰囲気の中で共に学んでいきます。

●ジェレミー・ハンター氏が話をする際は必ず逐次通訳が入ります。英語が話せる必要はありません。

「楽しく学ぶ」は本研修のコアバリューの一つです。皆でサポートしあい、楽しくも刺激的な雰囲気の中で共に学ぶことを重視しています。

リアル、オンライン、もしくは両方を利用して実施します。ジェレミーハンター氏の講義はオンラインでの実施となります。
※各企業の要望に合わせて実施します。担当者にご相談ください。

●発言する時間、対話する時間も多いので、声が出せる環境での参加をお願いしています。

主催者より

これまで弊社読者に向けた個人セミナーはもとより、日米の企業研修で導入され、高い評価を得てきたメソッドを御社向けにアレンジします。ご質問、ご要望などございましたら、下記問合せフォームか下記アドレスまでご連絡ください。
pri@president.co.jp